前回、企画の最後にいちばん大事な問いが残りました。
「AIが何でも訳してくれる時代に、それでも自分の口で言いたいと思う人は本当にいるのか?」。
これは、いくら考えても答えが出ませんでした。だから、考えるのをやめました。聞きに行くことにしたんです。
📝 3行サマリー
- 🤖 企画はAIと詰めた。でも「本当に欲しい人がいるか」だけは、AIには答えられない。
- 📝 だから紙とペンで、身近な50人に直接聞くことにした。費用はゼロ。
- 🎯 聞くのは「願望」ではなく「実際にした行動」。ここで需要がなければ、作らない。
🤖 AIに聞けないことが、ひとつだけあった
ここまでの企画は、ほとんどAIと二人三脚で詰めてきました。競合調査も、市場規模の試算も、AIはとても速い。
でも、どうしても答えが出ないことが、ひとつだけありました。「この商品を、本当に欲しい人がいるのか」です。
これは、机の上の議論では絶対に分かりません。人の本音は、人にしか聞けない。ここで、企画はいったん止まりました。
✋ 「使いたいですか?」とは、聞かない
聞き方には、気をつけることにしました。
「こういうアプリ、使いたいですか?」と聞けば、多くの人は「はい」と答えてくれます。やさしいから。でも、その「はい」は当てになりません。
だから、願望ではなく過去の実際の行動を聞くことにしました。たとえば——「海外のお店で、店員さんの質問に、うつむいてスマホを出したこと、ありませんか?」。
やったこと、実際に感じたこと。そこにしか、本音は出てきません。
📝 なぜ、紙とペンなのか
正直に書きます。お金がないからです。
広告を出して大勢に聞くお金はありません。だから、費用ゼロで本音を取る方法として、紙とペンを選びました。身近な人に、直接配って、直接聞く。
配る相手は、私の塾で働いてくれている、大学生くらいの講師たち。およそ50人です。
🎯 聞く相手を、途中で間違えかけた
ひとつ、正直な訂正があります。
最初は「塾の生徒に聞けばいい」と考えていました。でも、すぐに気づきました。生徒たちは、まだ自分のお金で海外旅行に行く年代ではない。旅行の主役でも、お金を払う人でもないんです。
そこで、対象を大学生年代の講師に切り替えました。彼らは、これから自分の意思で海外へ出ていく世代。偶然ですが、まさに私が想定していたお客さんと、ぴったり重なっていました。
🔍 いちばん深い「痛み」を見つけた
アンケートを設計する中で、ひとつ、深いところに触れる問いにたどり着きました。
いま、日本の街なかでも、アジアから来た旅行者がどんどん英語を使っています。片言でも、自分の口で。ひるがえって、私たちはどうか。スマホの画面を見せて、済ませていないか。
人がいちばん気にするのは、「できない」ことそのものより、「隣の人はできているのに、自分はできない」という比較です。ここに、いちばん深い痛みがある。そう見当をつけました。
🌱 まとめ(正直な現在地)
ここまで企画を作り込んでおいて言うのもなんですが、私は今、こう思っています。聞いた結果しだいでは、作らない。
売上はゼロ、開発も未着手。それは変わりません。むしろ、ここで需要が見つからなければ、引き返す勇気も要る、と思っています。
結果は、きれいな数字にならないかもしれません。それでも、50人の生の声をそのまま持ち帰って、次回、包み隠さず公開します。
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この記事を書いた人|スズエ
73歳・現役の英語塾講師。米国留学5年・SF州立大学卒、元・企業CEO専属の通訳/翻訳。プログラミングは一切できない非エンジニアです。それでもAI(ChatGPT・Claude)を相棒に、一度は眠らせた約1,500記事を蘇らせながら、24時間自動で動くブログを運営しています。「この歳でも、AIとならまだ新しいことに挑戦できる」——そのリアルな試行錯誤を、実話で発信中です。
▶ プロフィールを見る※この記事は、WordPressのMCPプロトコルとWPVibeを使い、AIと二人三脚で24時間自動運営しています。
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